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第1回「日本の美しい手技基金」助成先・給付対象者決定

2025.05.15

選考結果

2025年5月15日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は、第1回「日本の美しい手技基金」の助成先および支援金給付対象者を以下の通り決定しました(五十音順)。

後継者育成事業助成(3年間助成)

伝統的工芸品の産地組合などが産地にて実施する、3年間にわたって技術継承を促進する後継者育成事業が対象です。助成総額は430万円。助成対象期間は2025年5月~2028年4月の3年間。

助成先団体・事業

団体名:井波彫刻協同組合(所在地:富山県)
事業名:プロの井波彫刻師 育成事業
助成金額:190万円

団体名:尾張仏具技術保存会(所在地:愛知県)
事業名:木花、位牌、鏨の技術承継事業
助成金額:240万円

修業支援金給付

伝統的工芸品を職人のもとで学び始める、もしくは学び始めてから3年以内の個人で、産地組合の推薦を受けた個人が対象です。給付額は一人当たり一律60万円、総額240万円。給付対象期間は2025年5月~2026年4月。

給付対象者

渥美 真由美|別府竹細工(大分県)

佐賀井 朔|九谷焼(石川県)

竹内 桜咲子|木曽漆器(長野県)

平山 文重|別府竹細工(大分県)

「日本の美しい手技基金」の目的

日本には長い歴史や文化を背景にした手工業製品である伝統工芸が各地に数多くあります。伝統工芸には、日本の美、関わるあらゆる人のエネルギーが込められています。しかし、時代の変化とともに安価で大量に作られたものが普及するようになり、人々が伝統工芸品を手にする機会は減少しています。職人の高齢化も進み、担い手がなかなか現れず、存続が危ぶまれる伝統工芸もあります。
この基金は、「日本の美しい手技」が継承されていくように、伝統的工芸品の産地において、産地組合が実施する後継者育成事業への助成と、技術の習得を志す職人への修業支援金の給付で応援します。

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