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五島列島がある長崎県は全国的にみて離島が最も多い県です。五島は豊かな自然に恵まれた列島ですが、少子高齢化に伴い、人口は減少傾向にあります。子どもたちの教育環境も、学校の統廃合や、異学年の混合学級等が増えるなど変化してきています。文化や地域資源を活用した教育も行われていますが、離島ならではの制約を克服した教育資源や機会の提供もひとつの課題となっています。
「五島市ばらもん中高生応援基金」は、五島市在住で、ひとり親、もしくは両親のいない家庭に育ち、経済的理由により教育機会に恵まれない中高生に、返済不要な奨学金を給付します。中学生には、中学校1年次~3年次までの3年間、高校生には、高校1年次~3年次までの3年間にわたって毎年支給します。
ばらもんとは... 五島列島に伝わる言葉で、"活発な"や"元気の良いこと"を意味します。有名なばらもん凧は、この言葉に由来して名付けられました。
世の中には、経済的な理由でやりたいことを諦めている子どもや、家庭環境によってつらい思いや寂しい思いをしている子どもがいます。ふるさと五島市の子どもたちが、境遇のせいで夢を諦めるようなことなく、一人でも多く、安心してのびのびと教育を受けられるように応援したいという願いから、「五島市ばらもん中高生応援基金」を立ち上げることにしました。五島に古くから伝わる"ばらもん凧"のように、五島市の子どもたちが未来に向かって、大きく、元気に羽ばたくことを願っています。
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